新型コロナウイルス感染症対策徹底のお願い

 

一般社団法人豊洲市場協会

 

 

中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症について、日本国内でも複数地 域で感染経路の明らかでない患者が散発的に発生し、一部地域では小規模患者クラスター(集団)が把握されるなど感染者が増加し、「国内感染の感染拡大を予防すべき時期」に入りました。生鮮流通の基幹的社会インフラである豊洲市場としても大きな危機に直面しているといえます。

その中で、豊洲市場から感染者を出さないための対策を、業界を挙げて行っていくことが重要です。既に各社・各業界で対応して頂いているところでありますが、生鮮を含む食品を取り扱う卸売市場の機能確保、感染拡大の防止、風評被害の防止等のため、下記の事項を最低限の対策として、実施して下さい。

 

なお、今後も日々状況が変わることが予想されます。新たな対応・対策についても適時連絡いたします。また、豊洲市場協会HP「ザ・豊洲市場」の「市場関係者向け」にて、最新の情報を更新していきますので、ご確認ください。

 

 

1.手洗い・消毒の徹底

出社時、トイレ使用後、セリ場・仲卸店舗等施設入場時、多数の人が触れた場所(エレベーターボタン、ドアノブ等)に触れた後には、必ず手洗い及び手指の消毒を徹底すること。

 

2.咳エチケットの徹底、必要に応じたマスクの着用

セリ場や関連施設及び外出など、不特定多数の人が集まる場所ではできる限りマスクを着用すること。また、マスクがない時に咳をする場合、ティッシュや袖などで口や鼻を覆うこと。

 

3.感染リスクの低減

・咳や発熱などの症状のある人に近づかない

・人の多い場所に行かない

・不要不急の出張(海外・国内)及び会議、会合、商談はできる限り自粛

・市場内では業務と関係しない場所の出入りを自粛

・出退勤時や業務での移動ルートをなるべく固定(感染した場合に有効)

・電車の吊り革やドアノブなどウイルスが付着しやすいところに

触れた手で口や目鼻を触らない

・こまめに窓を開けて換気する(2〜3時間ごとに実施)

・環境消毒を行う(ドアノブや手すり、スイッチなど、1日2回程度消毒する)

 

4.体温測定と記録、37.5度以上の場合の出社・来場見合わせ

各自、出社・来場前に体温を測定し、37.5度以上ある場合には、出社・来場を控えること。37.5度以上ない場合は、出社後に体温記録表等に記入すること。記録を残すことは従業員の体調把握、感染者が出た場合の感染範囲把握にも役に立つとされています。※体温測定は朝夕2回行うことが良いとされています。平熱を把握し、1度上昇した場合でも気を付けてください。

 

5.行動履歴の把握

感染症に罹った場合、感染者の行動履歴が感染拡大防止の重要点となります。3.の感染リスクの低減にある通り、不要不急な移動を避け、なるべく決まったルートでの移動を心掛け、必要に応じて記録すること。※感染した場合(江東区保健所と連携する)、行動履歴にそって消毒、または濃厚接触者の特定を行います。

 

6.体調管理

免疫力の低下を防ぐために、普段から体調管理に留意し、十分な栄養、十分な睡眠をとること。

 

7.事業継続計画(BCP)の確認

各社、各業界等で作成の事業継続計画(BCP)、ない場合は東京都中央卸売市場築地市場(旧名)の「新型インフルエンザ発生に伴う事業継続計画」に沿った各社・業界ごとの対応を準備すること。ただし、新型コロナウイルス感染症については、37.5度以上発熱した場合に自宅待機とするなど、新型インフルエンザとの相違点があることに注意すること。※BCPは感染者が出た場合等に、各企業・団体がどういう対応をするかについての計画です。

 

8.感染の可能性がある場合の対応

37.5度以上の熱が4日以上続く場合、または、強いだるさや息苦しさがある場合には、最寄りの保健所などに設置される「帰国者・接触者相談センター」などに問い合わせて、その指示に従うこと。※無症状でも感染している可能性もあり。

 

 

※感染防止の取り組みは既に各業界団体、企業にて実施しているところですが、引き続きの感染防止にご協力をお願いします。