新型コロナウイルス対策に関する農林水産省対策本部は13日、新型コロナウイルス感染症発生時の対応・業務継続に関するガイドラインを公表しました。この中で、前提として食品を介した感染事例が報告されていないこと、一般的な衛生管理が実施されていれば感染者が発生した施設等において操業停止や食品廃棄などの対応は必要ないこと、感染症の特徴や予防策などを提示。卸売市場については、「食品産業事業者の従業員に新型コロナウイルス感染者が発生した時の対応及び事業継続に関する基本的なガイドライン」の中で対策をまとめています。豊洲市場では既に行政や主要業界団体を中心に、予防や対策に取り組んでおります。

 

ガイドラインでは、前提として、

 ・食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染したとされる事例は報告されていません。

 ・新型コロナウイルス感染症の主要な感染経路は、飛沫感染と接触感染であると考えられています。

 ・体調管理やこまめな手洗い・手指の消毒、咳エチケットなどを実施すれば心配する必要はありません。

 ・一般的な衛生管理が実施されていれば、感染者が発生した施設等において操業停止や食品廃棄などの対応は必要ありません。

 

お勧めする感染症予防対策としては、

 ・体温を測定し、記録すること

 ・発熱などの症状がある場合は、所属長に連絡して自宅待機すること

 ・不特定多数が集まる場所では、できる限りマスクを着用すること

 ・マスクを着用しない場合は、2メートルを目安に、距離を保つこと

 ・屋内で作業する場合は、必要に応じて換気を行うこと

と推奨しています。

 

感染者が発生した施設設備等の消毒方法としては、

 ・アルコール消毒液を浸したペーパータオル等で拭き取り清掃します。

  清掃箇所:頻繁に手指が触れる場所(机、手すり、ドアノブ、電気のスイッチ、水道の蛇口など)

  消毒用資材:アルコール(70%以上)(次亜塩素酸消毒液0.05%で代用可)拭き取りに使う使い捨てペーパータオル等

 

食品事業者むけのガイドラインでは、

 1、新型コロナウイルス感染症の予防対策の徹底

 2、新型コロナウイルス感染症患者発生時の患者、濃厚接触者への対応

 3、施設設備等の消毒の実施

 4、業務の継続

の4項目に分け、細かく対応方法を示しています。

 

 市場関係者の皆様は、各所属団体等の対応策とともに、

同マニュアルについても、一読いただき対応の徹底をお願いいたします。