東京都水産物卸売業者協会、東京魚市場卸協同組合は11月7日、豊洲市場発の水産資源シンポジウム「豊洲市場から水産資源を考える〜水産エコラベルを活用した卸売市場初の流通モデル構築へのチャレンジ〜」を開催します。一般傍聴席はなく、YouTubeとツイッターにてライブ配信を予定。一般社団法人マリン・エコラベル・ジャパン協議会が協力します。

 

 水産業界では近年、資源の持続的利用を目指し、世界中で様々な資源管理や水産エコラベルなどを活用した流通・消費形態の確立に取り組んでいます。中でも水産エコラベルは、消費者が持続性に配慮した水産物を選択できる手法として一部魚種、企業などに普及。海洋管理協議会(MSC)認証、水産養殖管理協議会(ASC)認証、マリン・エコラベル・ジャパン(MEL)認証などのラベルがついた水産物が日本国内でも流通しています。

 豊洲市場でも持続可能な水産業への取り組みとして、水産エコラベルの加工流通段階(CoC)認証の取得を進めております。この度、水産仲卸業者がMELのCoC認証を取得し、既に取得済みの水産卸を含め、卸売市場流通としての取り組みがスタートします。これに合わせ、水産資源を考え、豊洲市場から情報発信していくため、シンポジウムを開催します。水産関係者や水産物の持続的利用に関心のある皆様には、ぜひご視聴いただけますよう、お願いいたします。

《開催概要》
【日時】11月7日(土) 12:00〜15:30
【視聴方法】
1.YouTubeライブ:当日、東京魚市場卸協同組合HP上にURL公開
2.Twitterライブ:豊洲市場公式アカウント(@toyosu_shijou)上で配信

【式次第】
第1部 主催者挨拶
基調講演「豊洲市場から水産資源を考える」松田裕之・横浜国立大学大学院環境情報研究院教授
基調講演「MEL協議会の活動取組のご紹介」垣添直也・マリン・エコラベル・ジャパン協議会会長
パネルディスカッション「豊洲市場から水産資源を考える」
パネリスト 座長   松田裕之・横浜国立大学大学院環境情報研究院教授
生産者  長元信男・東町漁業協同組合代表理事組合長
倉地宏樹・北海道漁業協同組合連合会販売第二部次長
豊洲卸  伊藤裕康・東京都水産物卸売業者協会会長
網野裕美・全国水産卸協会会長
豊洲仲卸 早山豊・東京魚市場卸協同組合理事長
山﨑康弘・東京魚市場卸協同組合副理事長
小売飲食 菊池唯夫・ロイヤルホールディングス株式会社代表取締役会長
井上浩一・株式会社イトーヨーカ堂マルシェ部総括マネジャー
スキームオーナー 垣添直也・マリン・エコラベル・ジャパン協議会会長

第2部 MEL CoC認証取得者 認証証書授与式(主催:日本水産資源保護協会)