豊洲市場協会は4月6〜15日、東京都豊洲市場、深川警察署とともに「春の市場交通安全運動」を実施しました。春の全国交通安全運動に合わせ行ったもので、市場関係者の交通安全徹底などを呼びかけました。
 豊洲市場では開場以来、重大事故を含め多くの事故が発生しています。開場から時間が経過するにあたり、発生件数が減少しているものの、重大事故がなくなっていないのも実情です。交通事故は防げるものが多くあり、事故に遭わないために交通ルール、市場内のルールが定められています。下記の重点事項をお読み頂き、交通安全について今一度、ご確認ください。


【スローガン】

「やさしさが 走るこの街 この道路」

「ゆずり合い それが市場の 合言葉」


【重点指導】みんなで守ろう!!豊洲のルール

(1)発進・バック・Uターン時には、必ず目視で安全確認

(2)ターレ・フォークは建物内時速8キロ、建物外10キロ以内

(3)ターレ・フォークも免許が必要、フォークは資格も必要

(4)飲酒後の作業、運転は厳禁

(5)フォークの場外持ち出し、ターレの歩道走行は禁止

(6)運転席から離れる場合は、エンジン停止、サイドブレーキを引く

(7)荷物用エレベーター乗車前には、必ず一時停止

(8)「走行ゾーン」での駐車・荷捌き・置荷は厳禁

(9)運転中のくわえ煙草、吸殻ポイ捨て厳禁

(10)運転中の携帯電話・スマートフォンの使用、ターレ二人乗り厳禁

(11)事故は直ちに各街区防災センターに届出(24時間以内)


【特別交通指導】運動期間中に実施

 正門前交差点、青果門で街頭指導を行いました。

4月6日の特別交通指導の様子

【二輪車による重大事故防止キャンペーン】

 4月8日午前7時半から、深川警察署などと合同で、二輪車ストップ作戦(交通事故の情報発信・広報啓蒙活動)を実施しました。豊洲市場前交差点にて、バイクや自転車の運転者に交通ルールの徹底を呼びかけ。市場関係者も参加し、安全運動を行いました。

二輪車ストップ作戦を実施

【駅前サイネージを活用】

 ゆりかもめ「市場前駅」改札正面の歩行者デッキデジタルサイネージにて、交通安全に関する動画を放映しました。運転者、歩行者、二輪車、自転車等の交通ルールを15秒間で紹介。15日まで放映しました。


【市場内各所で呼びかけ】


【深川警察署からの情報】

「春の江東区交通安全運動」

【東京都のスローガン】世界一の交通安全都市TOKYOを目指して

【重点項目】重点1〜3は全国共通、重点4は東京都独自

重点1:こどもと高齢者を始めとする歩行者の安全の確保

重点2:自転車の安全利用の推進

重点3:歩行者等の保護を始めとする安全運転意識の向上

重点4:二輪車の交通事故防止


【最新情報】深川署管内では、自転車の事故が最も多く、自転車事故の6割以上が単独転倒とのことです。また、高齢者の割合も高く、自動車の運転時にも注意が必要です。一方、新型コロナにより二輪車免許取得者が増加していることもあり、二輪車事故も増えています。今年の管内死亡事故1件についても二輪車の単独事故でした。3月30日に実施した交通指導員協議会での説明では、死亡事故が1件、人身事故が95件とのこと。市場に関係する皆様には安全運転・無事故無違反をお願いします。