豊洲市場の見学エリアに、新たなフォトスポット、解説パネルが登場しました。今年4月の見学再開以来、多くの方に来場いただいておりますが、そこでも注目されたのが新たなフォトスポットです。新設スポットをご紹介します。

巨大マグロと背比べ!(水産仲卸売場棟)

  • 築地時代、最大サイズのマグロ!
  • 尻尾から頭の先まで何センチ?
  • 一緒に写真を撮ろう

  水産物部(6街区:水産仲卸売場棟)には、築地市場時代に取引された最大サイズのマグロ(クロマグロ)と背比べができるパネルを設置しました。セリを見学した際に、「大きなマグロは何センチ?」と疑問に思う方が多くいらっしゃいますが、最大サイズのマグロと背比べすることで、その大きさを実感できるかもしれません。

設置場所は、水産仲卸売場棟の中央付近にあるエレベーターホールです。見学者の入場可能エリアですので、一緒に背比べ写真を撮影してみてはいかがでしょうか。ちなみに、同じマグロの模型が、7街区:水産卸売場棟にありますので、こちらもご確認ください。

初セリで恒例!宝船の模型(青果棟)

  • 青果物が山盛りの宝船
  • 特大サイズの実物大に
  • 新たなフォトスポットに

 豊洲市場ではマグロセリ場の見学が有名ですが、青果卸売り場も見学できます。早朝5時から見学が可能で、見学デッキからは促成セリなどをご覧いただけます。その見学デッキに、新たな展示物「宝船」が登場しました。「宝船」は青果部の初セリに登場するもので、商売繁盛の願いが込められています。模型は高値のつく特大サイズ。野菜や果物が盛り付けられ、新たなフォトスポットになっています。

設置された模型
実際の初セリの様子(2022年1月)

マグロの漁場や包丁の種類は?(水産仲卸売場棟)

  • 新たな解説パネルを設置
  • 市場内で活躍する様々な包丁を紹介
  • 国内外のマグロ漁場マップ
  • 水産仲卸の技を解説

水産仲卸売場棟の見学者通路に登場したのは、国内外にあるマグロの漁場マップ、仲卸の様々な技を紹介するパネルです。マグロを扱う仲卸で組織する大物業会が作成した世界主要漁場を見れば、世界中からマグロが供給されていることが一目瞭然です。

「仲卸のプロの技」パネルでは、鮮度を保つための様々な技、梱包の工夫などを紹介。「仲卸の目利き」パネルは、マアジ、カキ、クルマエビ、フグの目利きや安全安心の取り組みを解説しています。

豊洲市場の環境への取り組み(水産卸売場棟)

  • 電動化やリサイクルを紹介
  • 太陽光発電システムも!
  • 東北3県の魚介類を紹介

水産卸売場棟には巨大なマグロのオブジェや入荷する水産物の状況などを展示していますが、今回、豊洲市場の環境への取り組み、震災復興を応援するパネルを新設しました。ターレの電動化やアイドリングストップの取り組み、リサイクルや太陽光発電システムなどの取り組みをパネルに収めました。また、東日本大震災からの復興については市場を挙げて取り組んできたこともあり、特に岩手、宮城、福島の豊な魚介類を紹介しています。

マグロセリ場が見える見学エリアには、マグロの部位を確認できるパネルも新設。普段は耳にしない各部位をご覧ください。

青果物の旬をカレンダーに(青果棟)

  • 春夏秋冬の旬をイラストで
  • 果実と野菜の旬をカレンダーで
  • 青果の分類ってどんなの?

青果棟の見学者通路には、春夏秋冬の主な旬食材をイラストとともに紹介するパネルを新設。色鮮やかなイラストで、旬を確認していただけます。また、細かな果実と野菜に分け、主な商材の供給と旬をカレンダー形式でご案内。果物、野菜の主な分類も紹介しています。

セリ終了後もセリの雰囲気を!

  • マグロのセリ動画を制作
  • 鮮魚などのセリ場動画も
  • 見学者通路のQRコードからアクセス

 7街区水産卸売場棟の見学者通路に、セリの様子(動画)を閲覧できるQRコードが設置されています。マグロのセリは午前5時から見学ができ、午前5時半から6時半まではライブ音声が見学者通路に流れます。目の前で繰り広げられるセリは見学エリア最大の見どころです。しかし、セリ終了後は清掃が行われ、静かな空間となってしまいます。QRコードからアクセスすると、セリの様子、セリ前後の流れを見ることができます。

 鮮魚や活魚など、普段は見ることのできないシーンを収録したセリ動画もあり、マグロ売場の奥にある鮮魚売場付近にQRコードが設置されています。

動画の一場面