オール市場の団体である豊洲市場協会(伊藤裕康会長)は6月21日、市場内従事者を対象とする職域接種について厚生労働省に対して申請を行いました。7月上旬を目処に準備を進め、ワクチンの入手状況に応じて接種を開始する予定です。
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 新型コロナウイルスの脅威から豊洲市場を守り、安心してお客様が買い出しに来ることができる市場を早期に取り戻すことを目的とします。現在は接種希望者の集計等、各業界団体事務局を中心に調整を始めたところですが、早期実現に向け、情報を公開し各業界の皆様に協力をお願いするものです。市場関係者の皆様は、所属団体等にお問い合わせください。なお、ワクチン接種は個人の自由で、企業等によって強制することはできません。
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 豊洲市場では、ワクチン接種開始後も市場の厳守ルールに則り、感染症対策を継続してまいります。
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 6月22日に業界向けに会見した伊藤裕康会長は、「この取り組みは何より豊洲市場を新型コロナウイルスの脅威から守り、安心してお客様が買い出しに来れるような市場の流通を取り戻すために行うものです。皆さんに安心して来て頂けて、活発な取引となることを期待しています」と話し、市場全体として職域接種を行なっていく目的などを説明しました。

【職域接種の概要】

 申請日時:6月21日

 申請主体:豊洲市場協会

 接種ワクチン:モデルナ社製

 接種開始:7月上旬(ワクチン等手配後)

 接種対象:原則として卸売業者や仲卸業者、関連事業者など市場内に拠点を置く事業者の従業員

 接種場所:豊洲市場管理施設棟1階講堂他

 接種人数:約8,000人を想定

※詳細等については、今後、各業界等と調整しながら決定していくものです。