豊洲市場協会は11月22日、都知事を訪ね要望書を提出しました。都知事要望には伊藤裕康会長、早山豊副会長、吉田猛副会長、鈴木敏行副会長、横田繁夫常任理事が出席。今後とも生鮮食料品流通、食文化を守っていく決意を述べ、開設者である東京都とともに市場運営に取り組む方向性で要望を行いました。

【主な内容】
 「豊洲市場は本年10月11日で、開場後4年が経過しました。日本橋に始まり、築地から豊洲へと、その場所と担い手が変わっても、産地と消費者を結ぶ架け橋として、社会のあらゆる変化に対応しながら、生鮮流通を絶やさないとの使命感を持ち、取引を行ってまいりました。市場を取り巻く諸情勢は今までになく厳しい状況にありますが、そういう時だからこそ「地元に愛される、都民に信頼される、世界に羽ばたく」市場という原点に立ち、さらなる発展を遂げるべく、取り組みを進めてまいります」

【基本的な考え方】

 ・「栄える市場」として、豊洲市場が発展していく
 ・環境変化に臆せず、「食の開拓者」としての役割を
 ・危機を乗り越え、生鮮流通を守りゆく覚悟とともに

【要望事項】
1 豊洲市場の足元を強化し、その持つ力を揺るぎないものとする
 (1)市場運営の強靭化と活性化に向けた取組
 (2)社会経済情勢がもたらす商流、物流、情報流の変化への対応
2 アフターコロナや諸外国の情勢など、社会が変わる「節目」において将来を見据えて対応し、広く発信していく
 (1)食育の推進と資源保護など、諸課題への対応
 (2)豊洲市場からの発信力強化