豊洲市場では、生鮮食料品を安定供給するためにも、新型コロナウイルス感染症対策を行っております。東京都と市場協会が協力し、「市場内での厳守ルール」を定めるほか、様々な取り組みを実施しており、各企業においても、時差出勤や事務所内の感染症対策などを行っています。

 オミクロン株の感染拡大により、市場内外で感染リスクが拡大しています。陽性になった方、家族等の同居者が陽性になった場合でも、保健所からすぐに連絡が来ないケースが出ています。いずれの場合も、市場に来場せず、自宅待機し、保健所の連絡をお待ちください。また、オミクロン株の症状は、「のどの痛み」「けんたい感」「せき」など発熱を伴わない場合もありますので、体調がおかしい場合は来場せず、事業主や医療機関にご相談ください。




「市場内での厳守ルール」

 豊洲市場では昨年、市場内での厳守ルールを定め、関係団体を通じ広報したほか、市場内各所に掲示しています。
 市場ではマスク着用が義務化されています。また、出勤前の検温、体調不良時に出勤しないなどの原則を呼びかけています。医師等の指示によりPCR検査を受検する場合や陽性が判明した場合、濃厚接触者に指定された場合は、所属団体を通じて市場協会への報告をお願いします。

 市場を継続的に運営するため、ルールに従わない場合は、注意などを行うほか、行政処分の対象となる場合もあります。

  • ・保健所からの濃厚接触者等の調査に協力し、速やかに指定された書類を提出すること
  • ・市場内は全てのエリアで常時マスク着用義務
    •   電話中やターレ・フォークの運転中のあごマスク禁止
    •   飲食中にマスクを外した時は会話を控える
    •   飲食後は速やかにマスク着用
    •   車内にマスクを忘れた場合は、取りに戻り着用のこと
  • ・6台ある検温カメラで発熱が確認された場合は、直ちに体温計で体温を測り直し、発熱がある場合は速やかに医療機関等に相談すること
  • ・喫煙所では向かい合っての喫煙を控え、会話及び飲食をせず、喫煙終了後には速やかにマスクを着用して退出すること
  • ・保健所からの濃厚接触者の調査・指導等を待つだけでなく、各事業者においても必要な自主待機、健康観察等を行なうこと

感染防止に各社で行うこと

 現在保健所では、新型コロナウイルス感染者の急増を受け、感染経路を追跡する「積極的疫学調査」の対象については、臨時対応として、重症化リスクのある高齢者等を優先して行っています。そのため、職場を対象とした事案については、保健所からの調査・指導を待つだけでなく、各事業者等が自主的に判断し、速やかに対応することが重要となっています。

 豊洲市場では、感染拡大を防止しながら生鮮食料品流通を維持していくために、これまでの保健所の濃厚接触者の判定を基に、各事業者において必要な自主待機等を行っていただくよう、以下を参考に適切な対策をお願いします。

1 自宅待機を求めるもの

〇 同居家族等が陽性者となった場合
従来、同居家族等が「陽性者」となった場合、ほぼ全員が濃厚接触者と判定されてきたので、保健所から連絡がくるまで自宅待機をすること。保健所から濃厚接触者との判定の連絡があった場合は、保健所の指示に従うこと。
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〇 同居家族等が医師などの判断によりPCR検査を受検した場合
医師などの判断により、PCR検査を受検した場合、同居家族の陰性が判明するまで自宅待機すること。
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2 健康観察を求めるもの

〇 職場で陽性者が発生した場合
各社で接触した可能性のある人を調査し、健康状態を注視すること。
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〇 同居家族等が濃厚接触者となった場合
濃厚接触者となった同居家族等を隔離するなど(厚生労働省HP等参照)し、万が一陽性だった場合に備えるとともに、家族等全員の健康状態を注視すること。
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〇 同居家族等が発熱等の症状で新型コロナ感染の可能性がある場合
  医療機関の受診、隔離などを行うとともに、万が一陽性だった場合に備え、家族等全員の健康状態を注視すること。
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【職場で陽性者が発生した場合の検査について】
 各社で接触した可能性のある人を調査したうえで、自主的なPCR検査の受検や市販の抗原検査キットで検査し、陰性を確認することが望ましい。陽性者との接触時間が長い場合、自宅待機等について各社で判断すること。


市場内のコロナ対策の一例

 市場内では様々な感染症対策(ハード面)を行っております。

  • ・市場ルールの掲出、横断幕の設置(各所)
  • ・検温・マスクの確認(各街区入り口1箇所、5:00〜15:00)
  • ・検温カメラの設置(各街区2台、24時間)
  • ・セリ場でのマイク使用、アクリル板等の設置
  • ・事務所内、食堂等でのアクリル板等の設置
  • ・屋内喫煙所の使用中止
  • ・施設見学の一時休止


《検温カメラ》

 市場では出勤前に検温することがルールです。予防の観点から、各街区に2台ずつ検温カメラを設置し、24時間稼働しています。37度以上で注意、37.5度以上で警告となります。注意・警告者についてはアラートが鳴るほか、録画されます。対象者には各団体より確認がなされる場合があります。

 検温カメラは額の表面温度を測るため、実際の体温と異なり、低く表示される場合や、脱帽後などに高く表示される場合があります。異常が検知されましたら、実際に体温計で測り直してください。

【管理団体】
 ・管理施設棟1階…豊洲市場協会
 ・水産卸売場棟2階…水産卸協会
 ・水産仲卸売場棟1階…東卸組合
 ・青果棟1階…青果連合