豊洲市場協会は今年度から、東京都内の小中学校限定で、出前授業「魚には骨がある」を実施します。魚の骨がどこにあるのか勉強しながら、骨がある魚を理解し、骨のある魚の食べ方を実践で学ぶ授業です。対象学年は小学4年生~中学1年生。ただいま、実施校を募集中です。授業に関する費用は豊洲市場協会が負担します。

魚には骨がある、これは誰もが知っている事実ですが、魚に「骨」があることが、魚が敬遠される最大の理由になっています。嫌われる理由には、「食べるのが面倒」というものもあり、骨を取り除いて食べることを面倒に感じているようです。
しかし、骨は魚だけではなく、私たち人間をはじめ、動物には欠くことのできないものです。この出前授業「魚には骨がある」は、魚の骨をテーマに、魚の骨の仕組みを人間の体との比較を交えながら教え、魚の骨に興味を持たせ、どこに骨があるのか理解したうえで、魚を上手に、美味しく食べる方法を教えます。敬遠されている「魚の骨」を排除せず、魚を丸ごと理解してもらい、骨を含めた魚の美味しさを知ってもらうことを“ねらい”としています。給食時間等で、実際にマアジの塩焼きを食べます。食べながら学ぶ出前授業です。
出前授業「魚には骨がある」は、市場から発信する魚食普及活動として、築地市場時代から水産物市場改善協会(2023年8月解散)が行ってきたもので、東京都内を中心に、2万人以上の児童・生徒に実施してきました。2025年度からは、豊洲市場協会が主催団体となり、出前授業を続けてまいります。

●授業内容
・卸売市場の仕組み、魚の栄養、旬、春夏秋冬の魚介類の紹介
・ヒトと魚の体の比較、魚の体の仕組み、食べる時に気を付ける骨 など
・マアジの塩焼きの食べ方(給食でマアジの塩焼きを実際に食べる)
※教室での45分、50分授業が基本となりますが、内容はご相談の上、決定します。
※マアジの塩焼きを食べない授業等、ご相談に応じます。
●対象学年
小学校4年生~中学1年生(特別支援学級はこの限りではありません)
●講師
おさかなマイスター及び、おさかなマイスターアドバイザー
⇒おさかなマイスターとは「魚の魅力を伝える人」のことで、日本おさかなマイスター協会が認定する民間資格
●問い合わせ先
一般社団法人豊洲市場協会(担当:大森) 電話:03-6633-0000

