福島県、宮城県、岩手県、石川県を応援する復興支援事業として、豊洲市場内の魚がし横丁で、期間限定で営業していた「夢市楽座」の今年度の営業が2月21日に終了しました。水産仲卸業者で構成する東京魚市場卸協同組合が被災地や東京都と連携し、運営してきました。夢市楽座の取り組みは、今年度で3年が経過しました。

 最終営業日には、福島県いわき市や石川県からも関係者が駆け付け、営業後にセレモニーが行われました。冒頭、主催者として挨拶に立った東京魚市場卸協同組合の早山豊理事長は、東京都や関係団体の協力に対して感謝の気持ちを伝えながら「大きな特徴は、ひとつの取り組みに対して、市場関係者と東京海洋大学をはじめとする学生のみなさんが、一緒にやってこられたこと」と振り返りながら、東北と能登の復興支援をベースに、大きく発信していきたいと、来年度に向けて意欲を見せました。東京都中央卸売市場の猪口太一市場長は東京都としてこの取り組みについて感謝の気持ちを述べつつ、引き続き支えていきたいと話しました。

 いわき市の安藤靖雄副市長は、水揚げは震災前の3割に満たない状況と厳しい現状を伝えながら「“常磐もの”を全国に知ってもらい、食べてもらうことから頑張っていきたい。豊洲市場でPRできる機会があることは有難い。“常磐もの”をしっかり届けられるようにしていきたい」と述べました。石川県農林水産部の藤原孝浩次長は「災害から2年が経過。漁獲量は令和5年比で110%、金額は87%となり、それなりに回復していると思われるかもしれませんが、港の復旧はまだまだ。石川県産の水産物を県内や豊洲市場へ送り、美味しいものをしっかり供給できるように復興を進めていきたい」とあいさつしました。

 最後に出席者全員で、魚河岸恒例の一本締めを行いました。