世界一の外国人すし職人を決定する「WORLD SUSHI CUP(R)JAPAN 2023」が、1月19日、20日の2日間、豊洲市場で開催されました。これは外国籍のすし職人が寿司の衛生管理や調理技術を競う大会で、書類選考を通過した9の国と地域の19人が、2日間にわたり、トップを目指して熱い戦いを繰り広げました(主催:農林水産省・東京都鮨商生活衛生同業組合・一般社団法人国際すし知識認証協会、後援:東京都中央卸売市場豊洲市場)。

 19日の予選大会は、江戸前寿司オープンコンペティションで、衛生管理、江戸前寿司の仕込み、お造り、握りなど基本調理と技術を。20日の決勝大会には15人が進み、創作寿司オープンコンペティションで、選手自身がテーマや食材を考え、自由な発想で握りました。見事、総合1位に輝いたのは、ポルトガル国籍のJefferson Ribeiro da Silvaさん。

 大会前日の18日は、市場内でスペシャルセミナーが行われました。卸売業者を代表して中央魚類㈱営業本部の島脇義知本部長、仲卸業者を代表して東京魚市場卸協同組合の山﨑康弘副理事長が登壇し、市場の役割、卸と仲卸の違い、輸出に関して意識していること、海外から寄せられる要望などについて説明。また、過去にWORLD SUSHI CUP JAPANへ出場した経験を持つ寿司職人2人も登壇。豊洲市場をどう見ているのか、どんな魚介類が人気でどんな寿司が求められているのか、などについて意見を交わしました。海外では、日本の寿司の人気はますます高まっており、高い技術をもつ日本の伝統的な寿司が海外で要望されていることなどが披露されました。

 大会は豊洲市場の水産卸売場棟2階の見学者通路に面している特設会場で行われたため、大会関係者のほか、市場へ見学に来ていた人々も、ガラス越しに伝わる熱戦を興味深く見つめていました。

総合1位~3位の受賞者(真ん中がJefferson Ribeiro da Silvaさん)
※写真提供:東京魚市場卸協同組合
スペシャルセミナーのトークセッション
スペシャルセミナーの様子
予選大会の模様
決勝大会に進んだ15人
写真提供:東京魚市場卸協同組合
総合1位の創作ずし
写真提供:東京魚市場卸協同組合